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【VBT実践】スクワット140kgで検証!挙上速度を計測してわかった「質の高いトレーニング」の正体【実測データ】

VBT 140kmプロジェクト

はじめに:重さだけでなく「速さ」を追及する時代へ

こんにちは!Revowth代表の清野です。

皆さんは普段のトレーニングで、何を指標にしていますか? 「重量」や「回数」はもちろん重要ですが、最近私が特に重視しているのが**「挙上速度(Velocity)」**です。

今回は、実際に私がVBTデバイスを使ってスクワット(140kg設定)を行った際の動画データを公開し、**「なぜ速度を測るとトレーニングの質が劇的に上がるのか」**を解説します。

感覚だけに頼らない、科学的なトレーニングの裏側をご覧ください。

動画で見るVBT実践データ:5レップのリアルな推移

まずは、実際のトレーニング動画とその数値データを見ていきましょう。 今回のセットでは、1レップごとにリアルタイムで速度(m/s:メートル毎秒)がフィードバックされています。

【計測データ内訳】

動画内のフィードバック音声と画面数値を書き出したものがこちらです。

  • 1レップ目: 0.62 m/s(スタート)
  • 2レップ目: 0.69 m/s(神経系が適応し、最も速く挙がった)
  • 3レップ目: 0.64 m/s(安定した速度)
  • 4レップ目: 0.60 m/s(疲労による低下開始:-12%
  • 5レップ目: 0.54 m/s(大きな低下:-21%

このデータから何がわかるか?

注目すべきは4レップ目から5レップ目にかけての速度低下です。

VBTの理論では、最大速度から一定の割合(例えば20%など)速度が低下した時点で、「そのセットの質は保てない」あるいは「狙ったエネルギー供給機構から外れる」と判断し、セットを終了する目安にします。

今回のデータでは、5レップ目で**「-21%」の低下が見られました。 感覚だけなら「あと1〜2回いけるかも?」と思って無理をしてしまう場面ですが、数値は「これ以上やると、フォームが崩れるか、パワー向上の目的から外れるよ」**と客観的に教えてくれているのです。

なぜVBT(速度計測)がボディメイクに効果的なのか?

この動画のケーススタディから分かる、VBT導入の3つの大きなメリットをまとめます。

1. 「その日の調子」を客観視できる(自動調整)

「今日は体が重いな」と感じても、実際に測ってみると速度が出ていることがあります(逆もまた然り)。 動画の2レップ目で 0.69 m/s というトップスピードが出ているように、ウォーミングアップやセット序盤の速度を見ることで、その日の重量設定が適切かどうかを正確に判断できます。これを「オートレギュレーション(自動調整)」と呼びます。

2. 「潰れる」手前で寸止めできる(疲労管理)

ここが最も重要です。動画の5レップ目(0.54 m/s)のように、速度がガクンと落ちたところでセットを終えることで、以下のメリットがあります。

  • 怪我のリスク回避: 無理な粘りによるフォーム崩壊を防ぐ。
  • 回復の促進: 必要以上のダメージを残さないため、次回のトレーニングまでの回復が早まる。

3. モチベーションと集中力の向上

動画内でも、挙上のたびに「Zero point six two…」と音声フィードバックが流れています。 これがあるだけで、「前のレップより速く挙げてやる!」という意識が働き、毎レップ全力(Max Effort)で取り組むようになります。結果として、モーターユニットの動員数が増え、筋肥大や筋力向上に直結します。

まとめ:データがあなたのトレーニングパートナーになる

今回のスクワット動画は、たった5回の挙上ですが、そこには多くの情報が詰まっていました。

  • 2レップ目の伸び: 神経系の活性化
  • 5レップ目の落ち込み: 疲労の限界点

これらを可視化することで、トレーニングは「ただの重り挙げ」から「精度の高い身体操作」へと進化します。

Revowthでは、今後もこうしたテクノロジーを活用し、最短距離で理想の身体を作るための情報を発信していきます。 皆さんも、重量だけでなく「速度」にこだわってみませんか?

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