岐阜県の岐南町で営業しているパーソナルジムRevowthのトレーナー清野です!
今回は12月16日,17日に松枝小学校の体育館を借りて行われた社交ダンスの合宿に2日間帯同させてもらいました。
初めて間近で社交ダンスを見させてもらったのですが、体の使い方がとにかく細かく、さらには正確な動作を必要としておりとても奥深いものでした。
また社交ダンスには”スタンダード”と”ラテン”と呼ばれる2種類のものがあります。
それぞれによって動きが大きく変わるのですが、それに応じて体の使い方も全く異なるもので同じ社交ダンスでも「ここまで中身が変わるものなのか」と正直驚きました。
そこで思ったことをここで皆さんにご紹介していきたいと思います。
姿勢保持にかかる負担がすごい
社交ダンス中は基本的に胸を張って姿勢を崩さないようにします。
その胸を張るの度合がとにかくすごかった。
腰が折れてしまうのでないかというくらい胸を張って動作を行うので、トレーナー目線としては腰への負担がとても心配になります。
案の定競技者の方々は腰痛に悩む方が非常に多かったです。
腰を反らす動作を行うため、肋骨が開いてしまい腹筋の力が抜けてしまうことが多いです。なので、腰椎の過伸展起きてしまうとのこと。
直し方としてはやはり、腰椎の伸展を抑えて胸椎の伸展を多く入れていくことではありますが、どうしても競技上無理な体勢にならなければならず、腰に負担がかかってしまいますね。
そのため普段から腰回りの筋肉のケアは続けていくことも必要ですね。
ヒールを履くため股関節の動きが使いにくい
社交ダンス中は底が高いヒールを履いて行います。
男性でも見たところ5cmは上がっており、女性になると10cmから15cmくらいのものあったのではないでしょうか。
これだけ高いヒールを履いているとつま先重心になりやすいでしょう。
そこから想定されることが膝関節を中心に動かしやすくなり、股関節の動きが難しくなってきます。
そのため合宿始まりに行なったウォーミングアップ・トレーニングにおいて股関節を使う事が難しいと思われる方もいらっしゃいました。
例えばスクワットジャンプという種目では、ジャンプをして着地の時にスクワットの姿勢で着地するというもの。
目的としては着地の衝撃を股関節を使って殿筋群やハムストリングスで受けるようにします。
しかし、股関節が使えないと膝関節を使うため大腿四頭筋のほうに負荷を強く感じてしまいます。
なのでヒールを履く分より股関節を意識的に使用していかなければいけません。
トレーニングにおいても股関節を優位に使うようなトレーニングを取り入れていき、股関節を使った動きをできれた、ダンス中も安定してダイナミックな動きを行えそうです。
臀筋群の強化は必須
社交ダンスでは骨盤の動きが大きく激しいです。
可動域を必要としつつ難しい姿勢での保持も必要なので臀筋群は必ず鍛えておいた方がいいでしょう。
その中でも注目なのは中臀筋になるでしょう。
中臀筋の作用
- 股関節での大腿の外転と伸展
- 股関節の安定化
- 前部線維では大腿の内旋補助、後部線維では大腿の外旋補助
中臀筋ではこれらの作用がありますが、その中でも股関節の安定化において非常に重要でしょう。
社交ダンスの動作よく見られたのが片足での姿勢保持であったり、片足に体重をかけた状態での動きです。
それらを安定的に行うには中臀筋を活性化させて股関節を使って姿勢を保持することでしょう。
股関節を使えず膝関節中心に姿勢を保とうとすれば安定感はなくなりやすいです。
まとめ
はっきりいってここに書いたことはごく一部のことで、さらに社交ダンスを理解していけば必要なものがさらに出てくると思います。
ただ2日間の滞在だけでも、これらのことが必要と出てきたので特に重要視したほうがよいでしょう。
このように新たな発見があった場合は今後も共有していこうと思います。
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