Revowth(レボース) パーソナルジム 清野 義順(キヨノ ヨシズミ) です!
「ダイエットの効率を少しでも上げて早く痩せたい…」
そう思う人が多いと思いますが、その脂肪を減らしたりエネルギー化したりするのに水が必要不可欠です
身体の中では加水分解と呼ばれ、水を利用して様々な反応を起こすため、水がなければそれらの効率が落ちてしまいます
なので、ここではその水が身体にどのような影響を与え、なぜ必要なのかを解説していきます!
水を多く飲んだほうが体脂肪が減りやすい!
最初に要点を言うと、脂肪を減らしやすくするには、細胞内が水で満たされていることが重要です
ではこの状況がどういうものなのか、研究結果をもとに解説していきます
- 多めの塩分を摂らせると同時に水分摂取を制限して、細胞内の水を減らしたグループ(塩分濃度が高い状態を「高張性脱水」、もしくは「ハイパー」と呼ぶ)
- その逆の状態にしたグループ(細胞外の水分が減ってしまう状態「低張性脱水」、もしくは「ハイポ」と呼ぶ
結果はで大事なのが2点
- ハイポだとアミノ酸の酸化(タンパク質の分解)を防げた
- ハイポだと体脂肪の分解が増加した
このことから、最初に書いた脂肪を減らしやすくするには、細胞内が水で満たされていることが重要ということになります
メカニズム
このメカニズムで心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)というものが関わってきます
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)とは・・・
心房筋の伸展によって分泌される利尿ホルモンであり、末梢血管を拡張させて血圧を下げるとともに、腎臓において利尿作用を発揮して体液の量を減らし、心臓の負荷を下げる
なぜこのANPが関わるのかというと、水を飲むと体液が増えていると判断されてANPが分泌されます
そしてこの種のナトリウム利尿ペプチドは褐色脂肪細胞を活性化させてエネルギー消費を増大させます
また、この褐色脂肪細胞は体温の維持を担っています
水分を摂取しても体温が下がるため褐色脂肪細胞が活性化されるのですが、冷たい水を飲んだほうがその効果が高くなると考えられています
水1mlの温度を1℃上げるのに1kcalが必要です
例) 体温37℃の人が温度4℃の水を1ℓ飲むと33kcal消費される
また、飲む水の量が増えると細胞が膨れ上がります
これによりアディポネクチンが増加してインスリン感受性の向上を引き起こすというメカニズムが考えられています
インスリンが上手く使われるようになると、血糖値は低くなって脂肪の酸化(エネルギー化)が増加して体脂肪減少につながるという流れとなっていきます
逆を言えば、脱水状態となるとこれまでのことと逆の反応となり、体脂肪の合成が増加してしまいます
水中毒の心配は?
「水を飲みすぎると水中毒になる」
なんてこと聞いたことありますか?
この心配はあまりする必要はありません
水中毒とは
ミネラルの含まれない水を運動中に大量に飲むことによって体内のナトリウムを主としたミネラルが低下して低ナトリウム血症などを引き起こしてしまうこと
これは、よほど大量に汗をかいた場合でなければ心配ありません!
むしろ脱水症状のほうがよほど問題なので、「のどが渇いた」と感じる前に水分補給をこころがけていきましょう
まとめ
水の重要性を理解してもらえたでしょうか!
遭難したときに食料よりも優先で手に入れなければいけないのは水と言われるほど、人と水は密接に関わっています!
それは普段の生活、ダイエットなどでも関わります
最初は飲むのが辛くても少しずつ増やしていけばいいので、女性であれば2リットル、男性3リットルを目標に飲んでみましょう!
コメント