Revowth(レボース) パーソナルジム 清野 義順(キヨノ ヨシズミ) です!
「太ももだけ部分痩せしたい・・」
「お腹だけ痩せたい・・」
そう思っている人はけっこういると思います
全体痩せる必要はないけど、部分的に気になるところがある人が部分痩せは可能なのか解説していきます!
運動生理学的観点
運動生理学の観点から言えば「部分痩せは不可能」となっています
その理由としては
体脂肪はエネルギーを必要としたときに脂肪酸となって脂肪細胞から飛び出します。エネルギーを必要とするのは体全体なので、この「脂肪酸が飛び出る」ときも体全体となるはず
これを見るとその通りとうなずけるかと思います
しかし、ここで疑問が出てきます
・Q1,なぜ女性は男性よりもお尻や太ももに脂肪がつきやすいのか、また、それらの脂肪は落ちにくいのか?
・Q2,なぜ前腕よりも上腕の方に脂肪が多いのか。また、なぜふくらはぎより太もものほうが多いのか
A1,「女性ホルモンの作用」
女性は妊娠や出産に備えて、子宮に近い部位に脂肪をため込む必要があります
しかしお腹に脂肪がついてしまうと、妊娠や出産の際に弊害となってしまうことがあります
その結果、お尻や太ももといった部分に脂肪がつきやすくなるというメカニズムになっています
なので、女性ホルモンを減らすとお尻や太ももの脂肪は減っていきますが、それで女性ホルモンを減らそうという人はほとんどいないはずです
バストが小さくなったり、更年期障害になったりしてしまいます
A2,「血行」
脂肪細胞から脂肪酸が飛び出すときは、成長ホルモンやアドレナリンなどの脂肪燃焼を促進させるものが働きます
ホルモンは血液のよって全身にまわりますが、血行の循環が良ければ脂肪燃焼もさらに促進されやすくなります
太ももやお尻に比べて、ふくらはぎは日常生活において活発に動いているため脂肪燃焼酵素も活発に働いています
そのように働く部分には「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギーを作る工場のようなものが大量に存在するようになります
痩せたいなら筋トレをすべき!
部分だけでなくとも、痩せたければ血液を多く流してミトコンドリアを増やす
そして、筋肉を増やせば脂肪がそこから優先的に燃えてくれるというふうになります
なので、部分痩せをしたいのであれば、ウエイトトレーニングに励むというのがベストなようです
それを示す研究データがあります
- 上半身ウエイト+下半身有酸素30分
- 下半身ウエイト+上半身有酸素30分
結果として、ともにウエイトトレーニングをした群の体脂肪量が有酸素をした部分よりも大きく減りました
ウエイトトレーニングの刺激によって部分的に脂肪酸の放出を活性化し、その後の有酸素によって脂肪酸がエネルギー化されました
まとめ
部分痩せは運動生理学的見ると不可能とされますが、実際は不可能ではなさそうです
ただ、脂肪がもともとついていない部分はミトコンドリアが活発に働いていることも考えられるので、その部分から減ってしまうかもしれません
なので落としたい部分をウエイトトレーニングで負荷をかけて、血行を上げてミトコンドリアを活発化させるのがベストです
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